会長候補はSweets☆王子!?
「よし! よくやった。矢田部さん」
「大内君。あれで大丈夫なの?」
「上出来だよ。分かりやすく、なおかつストレート。
池永陣営のイメージを有権者に印象付けることに成功した。
……まあ、見てろ。池永の演説原稿は、俺が『西村陣営のマニフェストを実行不可能にする』要素をしっかりと書き加えたから。
あれを聞けば、聴衆は『西村候補では、公約が実行出来ない』ことを悟るはずだ。必ずね」
大内君の話では、隼人君はこれから『ネガティブ・キャンペーン』と呼ばれる、相手陣営を攻撃する演説内容を行うらしい。
(だから、二番手で良かったって大内君は言ってたんだ)
あたしは、自分の時以上に隼人君の演説にドキドキしてた。
そして、それはただの『緊張』とは違ってたの。
「では、最後に池永隼人君、どうぞ!!」
隼人君は、大内君の書いた分厚い原稿を持って、檀上に上がる。
けど、思い切りつまづく!!
「てへっ」巻き上がるクスクス笑い。
「大内君。あれで大丈夫なの?」
「上出来だよ。分かりやすく、なおかつストレート。
池永陣営のイメージを有権者に印象付けることに成功した。
……まあ、見てろ。池永の演説原稿は、俺が『西村陣営のマニフェストを実行不可能にする』要素をしっかりと書き加えたから。
あれを聞けば、聴衆は『西村候補では、公約が実行出来ない』ことを悟るはずだ。必ずね」
大内君の話では、隼人君はこれから『ネガティブ・キャンペーン』と呼ばれる、相手陣営を攻撃する演説内容を行うらしい。
(だから、二番手で良かったって大内君は言ってたんだ)
あたしは、自分の時以上に隼人君の演説にドキドキしてた。
そして、それはただの『緊張』とは違ってたの。
「では、最後に池永隼人君、どうぞ!!」
隼人君は、大内君の書いた分厚い原稿を持って、檀上に上がる。
けど、思い切りつまづく!!
「てへっ」巻き上がるクスクス笑い。