会長候補はSweets☆王子!?
「やあ、矢田部さん、池永。大繁盛だな」
「大内君! お疲れ様。大内君のおかげで、こんなに華やかな文化祭になったよ。本当にありがとう」
「大内ちゃん、ありがとな!!」
大内君は、照れくさそうに
「いや、俺なんかじゃなくて、全部塚本さんのおかげだよ」
……投開票の翌日、前生徒会長の塚本亜美菜さんは、幼い時からずっと闘ってきた呼吸器疾患の為、みんなに見守られながら旅立った。
今は楽しそうにはしゃいでる西村さんが、『亜美ねえ! 亜美ねえ!!』と泣き叫んでいる姿は、決して忘れられない。
「俺さ、最後に塚本さんに教えてもらったんだ。
『ねえ、亜美菜が一番好きなものって何だと思う?』ってさ」
大内君は、まぶしい秋の日差しの中、そっと空を見上げた。
「で、何て塚本さんは言ったの?」
「教えない」そう言って、大内君は含み笑いをしたまま、そっと立ち去った。
「大内君! お疲れ様。大内君のおかげで、こんなに華やかな文化祭になったよ。本当にありがとう」
「大内ちゃん、ありがとな!!」
大内君は、照れくさそうに
「いや、俺なんかじゃなくて、全部塚本さんのおかげだよ」
……投開票の翌日、前生徒会長の塚本亜美菜さんは、幼い時からずっと闘ってきた呼吸器疾患の為、みんなに見守られながら旅立った。
今は楽しそうにはしゃいでる西村さんが、『亜美ねえ! 亜美ねえ!!』と泣き叫んでいる姿は、決して忘れられない。
「俺さ、最後に塚本さんに教えてもらったんだ。
『ねえ、亜美菜が一番好きなものって何だと思う?』ってさ」
大内君は、まぶしい秋の日差しの中、そっと空を見上げた。
「で、何て塚本さんは言ったの?」
「教えない」そう言って、大内君は含み笑いをしたまま、そっと立ち去った。