会長候補はSweets☆王子！？

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「……ということがなんちゃらかんちゃら（グスン）」

　林君は頬杖を突いたまま、あたしの長い長い話を、池永隼人君の大暴走を聞いてくれていました。

　それから、ふうっとため息。あたしも思わず釣られて「はあ……」とため息。

「池永らしいな。ああいうロクなこと思い付かないヤツは、結局周りを巻き込んで、大迷惑なことを仕出かすんだ。
　全く困ったもんだ」

　苦々しい表情の林君を見ると、何だか申し訳ない気分です。

「林君、どうしたらいいんでしょうか？」

「どうしたら、って？」


「ええと、ですから……池永君の申し出を受けるべきか？　
　それとも、きっぱりと断るべきか？　です。はい」


「えっ！？　断らなかったの！」

「は、はい。ごめんなさい。ちょっとそんな感じじゃなかったというか、その場の勢いグイグイっていうか」