四季〜巡る時を、君の隣で〜
そして、式の時間になった。私と冬樹くんは二人きりで結婚式を挙げることを選んだ。でもーーー。
教会には、全く関係ない多くの人が集まってくれていた。教会は誰でも入れる。知らない人がこうして祝福してくれることもあるみたい。
「おめでとう!」
「綺麗ね!」
祭壇の前に立つ冬樹くんのもとへゆっくり歩いていると、何度もそんな言葉をかけられる。会釈をしながら冬樹くんの隣に立つ。
「健やかなる時も、病める時も、共に愛し合うことを誓いますか?」
神父様の言葉に、「誓います」と答える。互いの指に銀色の指輪がはめられる。そして、ヴェールを冬樹くんがゆっくりと上げた。誓いのキスの瞬間だ。胸が高鳴っていく。
優しく唇が重ねられる。パチパチと拍手が聞こえてきた。二人でゆっくりと歩いていく。
「あ、見て!」
教会の外に出た刹那、冬樹くんが空を指差す。私も空を見上げた。そして、頬を喜びで赤く染める。
「雪!ホワイトクリスマスね!」
教会には、全く関係ない多くの人が集まってくれていた。教会は誰でも入れる。知らない人がこうして祝福してくれることもあるみたい。
「おめでとう!」
「綺麗ね!」
祭壇の前に立つ冬樹くんのもとへゆっくり歩いていると、何度もそんな言葉をかけられる。会釈をしながら冬樹くんの隣に立つ。
「健やかなる時も、病める時も、共に愛し合うことを誓いますか?」
神父様の言葉に、「誓います」と答える。互いの指に銀色の指輪がはめられる。そして、ヴェールを冬樹くんがゆっくりと上げた。誓いのキスの瞬間だ。胸が高鳴っていく。
優しく唇が重ねられる。パチパチと拍手が聞こえてきた。二人でゆっくりと歩いていく。
「あ、見て!」
教会の外に出た刹那、冬樹くんが空を指差す。私も空を見上げた。そして、頬を喜びで赤く染める。
「雪!ホワイトクリスマスね!」