新妻はエリート外科医に愛されまくり
二人で繋ぐ幸せな未来
颯斗は、私を抱えて敷地内に停めた車に戻った。
エンジンをかけると、すぐにエアコンを強める。
そうして、スマホを手に取った。
画面に目を落とし、指をスライドさせて電話をかける。
「……俺。ああ、大丈夫。でも、今夜は帰れない。ごめん。こっちは気にしないで、ゆっくり休んで。葉月がゲストルーム用意してくれてるから」
表情を動かさず、短い会話をして通話を終えた。
電話の相手が誰か、私にもわかる。
だからなにも言えないまま、彼のコートに包まって、助手席で身を縮めた。
颯斗はスマホをスラックスのポケットにねじ込み、無言でアクセルを踏む。
病院から走り出た車は、先ほどの宣言通り、家とは逆方向に進路を取った。
十分ほど走った後、颯斗は、市内でも有数の大型ホテルの駐車場で車を停めた。
簡単なやり取りで、チェックインを済ませる。
高層階のダブルルームに入ると、彼は私の手を引いて、ベッドサイドに歩いていった。
ここでもすぐにエアコンを強め、
「服、脱ぐぞ。葉月」
言うが早いか、私の服に手をかける。
水を吸ってぐっしょり濡れて、肌に貼りつく服は、さすがに彼にも脱がしづらそうだ。
エンジンをかけると、すぐにエアコンを強める。
そうして、スマホを手に取った。
画面に目を落とし、指をスライドさせて電話をかける。
「……俺。ああ、大丈夫。でも、今夜は帰れない。ごめん。こっちは気にしないで、ゆっくり休んで。葉月がゲストルーム用意してくれてるから」
表情を動かさず、短い会話をして通話を終えた。
電話の相手が誰か、私にもわかる。
だからなにも言えないまま、彼のコートに包まって、助手席で身を縮めた。
颯斗はスマホをスラックスのポケットにねじ込み、無言でアクセルを踏む。
病院から走り出た車は、先ほどの宣言通り、家とは逆方向に進路を取った。
十分ほど走った後、颯斗は、市内でも有数の大型ホテルの駐車場で車を停めた。
簡単なやり取りで、チェックインを済ませる。
高層階のダブルルームに入ると、彼は私の手を引いて、ベッドサイドに歩いていった。
ここでもすぐにエアコンを強め、
「服、脱ぐぞ。葉月」
言うが早いか、私の服に手をかける。
水を吸ってぐっしょり濡れて、肌に貼りつく服は、さすがに彼にも脱がしづらそうだ。