夢の中の世界
仮に、家の中に強盗が侵入してきた時のことを考えていたとしても、カラーボールを買うより先に鍵を増やしたり、強化ガラスに変更したりと言った防犯対策が取られそうだ。
「カラーボールは、いつ誰が入って来るかわからないようなお店だから使うものなんじゃない?」
あたしの言葉に頷いてくれたのは1年生の2人だけだった。
「子供のイタズラじゃないとしたら、やっぱり俺は狙われたことになる」
恵一が震える声で言った。
やはり、誰かが故意に事故を起こさせた……。
そう考えると、あたしも体が震えた。
ただ、狙われたのが自分ではなかったということで、少しだけ安堵している所もあった。
もしもあたし自身が狙われていたら、これから先も命の危険があると言うことだ。
「それか、愉快犯だな」
貴央が言う。
「愉快犯?」
真弥が聞き返した。
「そう。時々ニュースになってるだろ。線路に障害物を置いたりして、どうなるか見てみたかったって言ってるやつ」
最悪、死人がでてもおかしくない事件だ。
「カラーボールは、いつ誰が入って来るかわからないようなお店だから使うものなんじゃない?」
あたしの言葉に頷いてくれたのは1年生の2人だけだった。
「子供のイタズラじゃないとしたら、やっぱり俺は狙われたことになる」
恵一が震える声で言った。
やはり、誰かが故意に事故を起こさせた……。
そう考えると、あたしも体が震えた。
ただ、狙われたのが自分ではなかったということで、少しだけ安堵している所もあった。
もしもあたし自身が狙われていたら、これから先も命の危険があると言うことだ。
「それか、愉快犯だな」
貴央が言う。
「愉快犯?」
真弥が聞き返した。
「そう。時々ニュースになってるだろ。線路に障害物を置いたりして、どうなるか見てみたかったって言ってるやつ」
最悪、死人がでてもおかしくない事件だ。