夢の中の世界
細かく体を震わせているのがわかる。
「真弥?」
恵里果が先を促すように声をかけるが、真弥はうつむいてしまった。
いざみんなに伝えようとすると、勇気がしぼんでしまったのかもしれない。
それでも、真弥が黙っていてもわかってしまった。
コンビニのアルバイト先には、かならずアレが置かれているはずだったからだ。
「コンビニには、カラーボ-ルがあるよな」
恵一が、静かな声で言った。
静かだけど威圧的で、真弥を責めているのがわかった。
あたしはゴクリと唾を飲み込む。
恵一もあたしと同じことを考えていたようだ。
大抵のコンビニには防犯用のカラーボールが置かれている。
それは店員なら誰でも手に取ることのできる場所に置かれているし、当然、使用目的も教わっているはずだった。
「真弥?」
恵里果が先を促すように声をかけるが、真弥はうつむいてしまった。
いざみんなに伝えようとすると、勇気がしぼんでしまったのかもしれない。
それでも、真弥が黙っていてもわかってしまった。
コンビニのアルバイト先には、かならずアレが置かれているはずだったからだ。
「コンビニには、カラーボ-ルがあるよな」
恵一が、静かな声で言った。
静かだけど威圧的で、真弥を責めているのがわかった。
あたしはゴクリと唾を飲み込む。
恵一もあたしと同じことを考えていたようだ。
大抵のコンビニには防犯用のカラーボールが置かれている。
それは店員なら誰でも手に取ることのできる場所に置かれているし、当然、使用目的も教わっているはずだった。