青い春と出会った恋


「結構ここのバイト入ってるの?」

「あぁ。週5で働いてる」

「え!すごいね」

わたしの中で、翔也が一番遊んでそうなイメージがあったから、週5で入ってると聞いて驚いた。


「お前も部活ほぼ毎日あるんだろ?」

「まーでも大会終わってからは少し落ち着いたよ」

「ふーん。美希は?」

「…わたしが一番暇かもしれない」

美希ちゃんも翔也がこんな懸命に働いていることを知らなかったのだろう。

その言葉に焦りと驚きがあった。


「へーそうなんだ?」

翔也はそんな様子の美希ちゃんを見て、嬉しそうにニヤニヤしていた。

学校に行っている間は、翔也が一番時間があった。

部活にも入っていないし、バイトも夏休みに入るまではしていなかった。


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