青い春と出会った恋


「でしょ?クラスメイトが貸してくれたの」

「写真!写真撮ろう!!」

ポケットからスマホを取り出し、わたしに向けてスマホを構えた。

「え、一緒に撮ろうよ」

「とりあえず花音だけで!そこ立って!」
このめぐの慌しさに思わず言いなりになり、わたしはめぐの指定された場所に立って数枚写真を撮られた。

「…ねーそろそろ回らない?」

「あ!そうだね!早く行こう」

写真を撮られるのに飽きて、でも楽しそうに撮ってるし…そう思って口をつぐんでいたが、こんなにあっさり引いてくれるならもっと早めにいうんだった。


めぐは12時からクラスの当番だったため、わたしは美希ちゃん達と合流した。

それから3年生が催している喫茶店がありそこに入ってお昼を済ませた。


< 126 / 213 >

この作品をシェア

pagetop