青い春と出会った恋


「忙しかった?」

1時からクラスの当番が始まるから、先に当番を終えた美希ちゃん達に様子を聞いた。

「そうでもなかったよね?」

同意を求めるように美希ちゃんが言った。

「あぁ。まー朝はどこのクラスもそんなもんだろ」

「そっか」


実際当番をすると、バタバタするほどの忙しさではなかったけど、ちょうどお昼ご飯を食べ終えて見に来るお客さんが多くて、おそらく1時から3時が一番忙しい時間だったと思う。


特にハプニングなどのなく無事当番は終わり再び美希ちゃんたちと合流した。


「あ、ねえねえ。わたし行きたいところあるんだけど…」

そう言って向かったのはもちろん体育館。


予想通り、3時から悠馬のクラスの演劇が始まった。


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