青い春と出会った恋
しばらくすると、悠馬は何事もなかったかのようにいつも通り戻ってきた。
ーーなんだったの?と言いたい気持ちをグッと堪えて悠馬から視線を外した。
それから悠馬はその話題に触れることはなかったが、普段と変わらずいつも通りだった。
気にならない、と言えば嘘になるが、悠馬の様子を見てもう気にしないことにした。
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次の日、いつも通り悠馬に乗せてもらい登校した。
上履きに履き替えて校舎に入ると、昨日の3人組の女の子たちが廊下に立っているのが目に入った。
昨日の今日だからか、なんだか気まずい。
悠馬とはロッカーが違うが、お互い上履きに履き替えると合流して教室に向かうーーそれがいつもの流れだ。
悠馬と合流すると、悠馬もその3人組の姿に気づいた様子だったが、特にないも言わず変化もないままスタスタと歩き出し、わたしも慌ててあとを追った。