青い春と出会った恋
「よかった!他にも新入生中に居るから…こっち」
そう言って案内してくれた。
「ここで待ってて」
微笑みながらそう言われた。
「あ、ありがとうございます」
3年生だろうか。
とても落ち着いていて、すごく大人な人に見える。
2歳も離れていればこんなに変わるものなんだろうか。
だけど、わたしが中学1年生の時、先輩を見てもそんな風に感じた記憶はなかった気がする。
部屋にはベンチが置いてあり、ところどころ空いていた。
みんな1年生だろうか。
「ここいい?」
隣に座っていた人に声をかけた。
「もちろん!どうぞ」
「ありがとう」
とりあえず、無事入れてよかった、と安心した。
あのタイミングがよかったのか悪かったのかは謎だけど。