君のとなり。
「私は...誰も傷付かない世界を書きたい。
皆が平等で誰1人として涙を流す
人がいない世界をこの手で描きたい。
だけど......」

「春瀬......!!」

もう、いいの。

今は周りにあわせておかなきゃ。
またあのときのように、
独りぼっちで過ごしたくない。

ミツキの楽しそうな姿が頭をよぎる。

私は、都合のいい人だ。

皆が、都合よく使える、いい人だ。

皆から、頼られてるんだ。

パシリなんかじゃ、ない、はずだ...

都合のいい人間になんて
絶対になりたくなかった。

今の自分を昔の自分が見たら
どう考えるんだろうな。











きっと、最低だって思うだろうな。
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