君のとなり。
「なんか、あったのか?......ごめん。
これ聞かれたくなかったんだよな。」
ハッとしたように謝る鳴海くん。
私は慌てて大丈夫だよというように
首をブンブン横に振った。
鳴海くんになら、話せそうな気がした。
「ううん、いいの。さっき足を捻って
保健室に行ったときに紫苑がいて。
それで......」
「うん。」
「キス、されたの。おでこにだけど。
それがすごく違和感があって。
紫苑のことは幼馴染みとして好きなのに
嫌だって思っちゃって。」
「...そっか。春瀬は間違ってないよ。
雪浦も、春瀬のこと好きだとしても
勝手にキスしていいか
って言われればそうじゃないから。」
鳴海くんの言葉は私の心を
すうっと溶かして軽くしてくれる。
答えを探して惑っている私を
正解へと導いてくれるんだ。
これ聞かれたくなかったんだよな。」
ハッとしたように謝る鳴海くん。
私は慌てて大丈夫だよというように
首をブンブン横に振った。
鳴海くんになら、話せそうな気がした。
「ううん、いいの。さっき足を捻って
保健室に行ったときに紫苑がいて。
それで......」
「うん。」
「キス、されたの。おでこにだけど。
それがすごく違和感があって。
紫苑のことは幼馴染みとして好きなのに
嫌だって思っちゃって。」
「...そっか。春瀬は間違ってないよ。
雪浦も、春瀬のこと好きだとしても
勝手にキスしていいか
って言われればそうじゃないから。」
鳴海くんの言葉は私の心を
すうっと溶かして軽くしてくれる。
答えを探して惑っている私を
正解へと導いてくれるんだ。