美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「あれ?ここは?」
瑠花が目覚めると、そこは都心のビル群を階下に眺めるホテルの一室のような部屋だった。
「安心しろ、俺の部屋だ」
゛最も安心できない場所だって!゛
瑠花は驚いて立ち上がり、
「か、帰ります。穂積部長のお宅にお邪魔しているなんてしれたら、私、周りからなんて言われるか・・・」
「いいから座れ」
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを持って歩いてきた朔也は完全にオフモードであるが、前髪も下ろし眼鏡もかけていないので色気が剥き出しだった。
両肩を押され、無理やりソファに座らされた瑠花の隣に、いい匂いのするイケメンが腰かけてすり寄ってきた。
「ぶ、部長、この匂いって・・・」
「わかるか?お前の作った新商品だ。ああ、新商品2号なのかな?」
首を傾げて微笑むこの男は、本当にあの冷徹俺様イケメン眼鏡王子なのだろうか?
いや眼鏡がなくて、冷徹でもなくて、俺様でもないなら、
゛ただのイケメン王子!゛
内心で1人コントを繰り広げる瑠花の混乱をよそに、朔也は攻撃の手を緩めようとはしなかった。
瑠花が目覚めると、そこは都心のビル群を階下に眺めるホテルの一室のような部屋だった。
「安心しろ、俺の部屋だ」
゛最も安心できない場所だって!゛
瑠花は驚いて立ち上がり、
「か、帰ります。穂積部長のお宅にお邪魔しているなんてしれたら、私、周りからなんて言われるか・・・」
「いいから座れ」
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを持って歩いてきた朔也は完全にオフモードであるが、前髪も下ろし眼鏡もかけていないので色気が剥き出しだった。
両肩を押され、無理やりソファに座らされた瑠花の隣に、いい匂いのするイケメンが腰かけてすり寄ってきた。
「ぶ、部長、この匂いって・・・」
「わかるか?お前の作った新商品だ。ああ、新商品2号なのかな?」
首を傾げて微笑むこの男は、本当にあの冷徹俺様イケメン眼鏡王子なのだろうか?
いや眼鏡がなくて、冷徹でもなくて、俺様でもないなら、
゛ただのイケメン王子!゛
内心で1人コントを繰り広げる瑠花の混乱をよそに、朔也は攻撃の手を緩めようとはしなかった。