美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「や、優しくしてくれますか?」

そう言って涙目で見上げてくる瑠花は最高に可愛いかった。

それは女神級に。

シンデレラを探し出したプリンスチャーミングもこんな気持ちだったに違いない。

゛いや、部下を使って簡単に探し出した奴に俺の気持ちがわかってたまるか!゛

と、はやる気持ちを押さえるために、朔也はいらぬことを考えながら気持ちを鎮めていた。

゛・・・って、鎮まるわけないだろ゛

求め続けて12年、その愛しい存在がすぐ手の届く距離にいるのである。

見たい放題、触りたい放題である。

同意を得たからにはとどまるはずなどなかろう。

朔也は懇切丁寧に、しつこいほど瑠花を追い詰めてはあやし、ついには自分の欲望も解放した。

何事にも初めてはある。

苦痛に顔をしかめる瑠花は本当に可哀想だったが、それを宥める役割はやはり自分が努めたいし、誰にも譲れない!

無事に瑠花と1つになることができた時には至上の喜びで震えてしまった。

後は快楽の渦に溺れさせるのみ。

朔也は持てる全力で瑠花を陥落させていった。
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