美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「あのう、車はもう降りましたが・・・」
車を降りてキーロックをかけたにも関わらず、朔也の繋いだ手は瑠花から一向に離れない。
瑠花の手を引き黙々と歩き続ける冷徹イケメン俺様眼鏡御曹司は、端からみれば極上のイケメンだ。
良く良く見れば(今頃?)、朔也はいつものブランド物のスーツではなくカジュアルな服装を身に付けている。
パッと見、外国人モデルのような朔也に手を引かれる瑠花は、いったい周囲からどう見られているのだろうか、と考えると恐ろしくて仕方がない。
仕事とはいえカジュアルな服装で良いと言われた瑠花は、いつものシャツとジーンズにしよううかとも迷ったが、それはさすがにあんまりだろうとシンプルなワンピースを身に付けてきた。
サラサラのダークブラウンの髪は輝くように美しくスタイル抜群の瑠花も、特徴的なオッドアイに引けをとらない綺麗な顔をしている。
しかし、いかんせんいまだに仕事場以外は引きこもりがちな瑠花だ。
他人と積極的に関わろうとしないため自己評価が低い。
二人が手を繋いで歩く様子は、そのままシャンプーの宣伝に使えそうなくらい絵になっていたが、実際、俺様朔也と灰かぶり姫瑠花の周囲にそんなおしゃれな空気は皆無だった。
車を降りてキーロックをかけたにも関わらず、朔也の繋いだ手は瑠花から一向に離れない。
瑠花の手を引き黙々と歩き続ける冷徹イケメン俺様眼鏡御曹司は、端からみれば極上のイケメンだ。
良く良く見れば(今頃?)、朔也はいつものブランド物のスーツではなくカジュアルな服装を身に付けている。
パッと見、外国人モデルのような朔也に手を引かれる瑠花は、いったい周囲からどう見られているのだろうか、と考えると恐ろしくて仕方がない。
仕事とはいえカジュアルな服装で良いと言われた瑠花は、いつものシャツとジーンズにしよううかとも迷ったが、それはさすがにあんまりだろうとシンプルなワンピースを身に付けてきた。
サラサラのダークブラウンの髪は輝くように美しくスタイル抜群の瑠花も、特徴的なオッドアイに引けをとらない綺麗な顔をしている。
しかし、いかんせんいまだに仕事場以外は引きこもりがちな瑠花だ。
他人と積極的に関わろうとしないため自己評価が低い。
二人が手を繋いで歩く様子は、そのままシャンプーの宣伝に使えそうなくらい絵になっていたが、実際、俺様朔也と灰かぶり姫瑠花の周囲にそんなおしゃれな空気は皆無だった。