永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜



ご飯を食べてお風呂から上がれば、紘毅くんはまだ起きてくれていて。

ふたりの時間が減っても、紘毅くんの優しさは全く変わらない。


だからこそ、ひとりの今日が余計に寂しい。



その状況の中でご飯を食べ終え、お風呂に入る。
そして部屋に戻れば、スマホが鳴っていることに気付いた。

飲み会が終わったのだろうか。


少し期待を抱いてスマホを手に取った…けれど。
相手は坂野先輩からで、失礼かもしれないが少し落ち込んでしまった。


あの日以降も坂野先輩は相変わらずで、遊び人の最低男である。

けれどバイト中は頼れる先輩だから嫌いになりたくてもなりきれない。

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