永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
「ひ、紘毅くん…っ、早くお風呂入ってってば」
「まだ入りたくない」
「とりあえずお水飲んで酔いさまそう?
待ってて、お水持ってくるから」
粘りに粘って何度も胸元を押せば、ようやく離れてくれた紘毅くん。
顔が火照る中、キッチンへと急ぎお水を用意する。
「これ飲んだらお風呂入ってね」
「…さんきゅ」
喉が渇いていたのか、紘毅くんはそれを一気飲みした。
「おかわり、いる?」
「詩織はもう風呂入った?」
「え、まあ…うん」
「なんだよ、つまんねぇの」
「はい?」
「一緒に入ろうと思ったのに」
「…はぁ!?」
おかしい、紘毅くんの様子がおかしすぎる。
先ほどから何を言っているのだこの人は。