永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜




「もしかして今日、買い物とかあった?」
「……ねぇよ」

「もー、今日の紘毅くんって本当に変!」


この間、酔って帰ってきた日。
私にキスした紘毅くんだったけれど。

案の定、紘毅くんは私にキスしたことを忘れていた。
というか帰ってきてからの記憶がないと言うのだ。


「原因は詩織だろ」
「え…」


ドキッとした。

これは本当に自惚れなんかじゃないのではと思わずにはいられない。

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