永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
「へぇ、喧嘩でもしたの?」
「いえ…大丈夫です」
「大丈夫じゃないよね。
話なら聞くよ?」
「今バイト中なんで」
「大丈夫、お客様少なくて暇だし」
何を言っているのだこの人は。
給料をもらってる身なのに、サボってどうする。
「それにさ、放って置けないんだよね。バイトにも支障きたすかも知れないし、話してスッキリさせよう?」
「うっ…」
「話すだけでも楽になるからね」
「……昨日、不安になっただけです」
「不安?」
紘毅くんと綺麗な女性が仲良さそうに話しているのを見て。
距離が近いように感じたのは気のせいだろうか。