永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
「いらっしゃ…あら、隼也くんじゃないの!」
「お久しぶりです」
「いつもひとりで来るのに、お連れさま?
もしかして彼女かしら!?」
その時、女の従業員に話しかけられた坂野先輩。
それよりも、いつもひとりで来るという相手の言葉に驚いた私。
てっきり女の人をここに連れてきて喜ばせているものだと思っていた。
「いつもひとりで来るんだよ」
テーブル席に案内されるなり、坂野先輩がそう言った。