永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
オトナと同居生活
朝6時に鳴るアラーム。
ゆっくりと起き上がり、ベッドから降りる。
同じベッドには端正な顔立ちの男が気持ちよさそうに眠っていた。
11月後半のこの時期は気温が下がり、肌寒い中。
薄手の上着を羽織ってキッチンへと向かう。
同じベッドで眠っていた彼と私のお弁当を作るためだ。
セミロングの髪を後ろで束ねて手を洗えば準備完了。
「……よしっ」
昨日に作っておいたほうれん草の胡麻和えを冷蔵庫から取り出す。
もう少し副菜が必要かなと思ったため、きゅうりを適当な大きさに切ってハムで巻いた。