Ai…

ただただ父さんに苛立った



部屋に戻って
ひとりベッドの上で考えた




「藍くん、よろしくね」

そう言った女性は
父親よりもずっと若く見えた




母さんが苦しんでいる間
父さんは何をしていたんだろう…


母さんは父さんのことを愛していたのに
父さんは愛していなかったのか…


新しい母親なんか、いらない!


オレの母さんは、母さんしかいない…




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