Ai…
「愛さん、好き…」
無邪気な愛さんも
色っぽい愛さんも
全部好き
「藍くん…」
ーーー
愛さんの肌が見えた
透けるような肌
愛さん、綺麗…
ーーーーー
「藍くん、私、のぼせたのかな…
藍くんに触られると
身体が熱くなる…」
「オレも…」
ヤバイ…
なんとなく父さんの言葉が蘇った
彼女に迷惑をかけたり
傷つけるようなことがあってはいけない
「愛さん…
嫌じゃない?…」
「…ん‥何…?」
「…こんなことして…
今更だけど…このまま続けて、いい…?」
「…ごめん‥ダメ、だね…
私が止めなきゃだったのに…
…タオル持ってくるね…」
そう言って、愛さんは
バスローブで身体を隠して
部屋の中にタオルを取りに行った