Ai…

部屋に入った



「藍くん、部屋、戻る?」



心なし、愛さんは寂しそうだった


たぶん、オレも部屋に戻っても寝れない…



「少し、ここにいてもいい?
…もぉ、何もしないから…」



愛さんは微笑んだ



「うん…
私も一緒にいたかった」




オレは水を1杯飲んだ


「愛さんもなんか飲む?」



「うん…私もお水飲もうかな」

ベッドに座って愛さんが言った



オレはグラスに水を入れて
愛さんに渡した



飲み終わったグラスを
ベッドの横のテーブルに置いて
愛さんは、ベッドに入った



なんとなくオレのスペースを空けて


「藍くん、
何もしないから…」


愛さんはオレのマネをした


首を傾げた愛さんがかわいかった



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