Ai…
愛さんが少し目を開けた
「おはよ」
「…おはよ、藍くん…」
目のやり場に困った
「嫌、じゃなかった?」
なんとなく自信がなくて確認した
「ん…嫌じゃないよ
…
藍くん、優しかった…」
オレの腕の中で愛さんが言った
うん
どぉしたらいいか
わからなかったから…
自信なかったから…
アレで良かったのか、わからない
誰にも聞けないし
誰も教えてくれない
動くと
肌と肌が触れてくすぐったくて
まだドキドキした
「愛さん、うちに来てくれて、ありがとう
これからも、ずっと一緒にいて…
好き…」
「うん…
私も、大好き」
昨日と変わったことあった
愛さんのこと
もっと好きになってる
「誕生日、おめでとう」
来年も再来年もずっと…ずっと…
一緒に誕生日を祝いたい