Ai…

「藍くん…」



呼ばれて振り向くと制服姿の愛さんがいた



愛さんは自信なさそうだったけど

似合うと思ってたけど



やっぱり



「愛さん、似合うよ…」



透けるように白い肌の愛さんに
藍色のスカートがよく似合ってた



「恥ずかしい…」


愛さんは顔を隠した



「愛さん、ホントにかわいいよ」



西日が差し込む時間だった


愛さんの部屋なのに
放課後の教室みたい



高校生の愛さんに出会ってたら
オレ、恋してたかな?



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