Ai…
学校でボーっとした
寝不足もあったけど
愛さんの身体を思い出してた
キモい‥オレ…
「東雲、なんかあった?」
槙田の声がした
「え…いや‥別に…」
「アレ?東雲‥
コレ、キスマークじゃないよね…」
槙田がオレの首元を触った
「え、なんか付いてる?」
「ホラ…」
槙田がポケットから鏡を出して
見せてくれた
キス、マーク…?
「おい、お前ら、付き合ってるのか?」
振り返ると担任がいた
ダメ男、登場…
オレは思った
「は?ヤメて、先生」
槙田が迷惑そうに言った
担任が目を細めてオレの首元を見た
オレは、さり気なく手で隠した
「東雲、なんかあったら
お母さんに連絡するからな
お母さんに迷惑かけるようなこと
するなよ」
ただ愛さんに連絡したいだけだろ…
「別に、いいです
悪い事してないんで…」
偉そうに‥イラつく…