Ai…
5
次の日
オレが下におりると
玄関のドアが開いた
「あー間に合った…
おはよう…
朝…食べた?」
あの人が息を切られて玄関から入ってきた
「おはよう、ございます
今、帰って、きたの?」
「うん‥ちょっと遅くなって…
帰ったら、藍くんの朝食の準備‥
しようと思ってたけど…
ちょっと、遅くなっちゃって」
息を切らせて言った
「別に、自分でなんか食べれるから…」
「…うそー、いつも食べないじゃん
時間あったら食べて行って
すぐにできるものにするから」
あの人は、そう言って
サンドイッチを作ってくれた
「ごめんね、ちゃんとできなくて
今日は休みだから夕飯一緒に食べよ」
「あー、うん…」