Ai…

また
いつの間にか寝ていた



目を開けると
あの人はベッドにいなかった



背中に温もりを感じた



振り向くと
オレの背中にくっついて
あの人が寝てた



オレが動いたから
あの人も目を開けた



「ごめん、いつの間にか
寝ちゃった
藍くん、重かったよね…」


あの人は目を擦りながらオレから離れた



オレは
優しい夢を見ていた気がした
目覚めたくないような
心地のいい夢



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