Ai…

愛さんの部屋のベッドは
ひとりで寝るには寂しいぐらい大きかった



「おやすみ」


愛さんは、そう言ってオレを見た



「おやすみ」


オレが言うと
安心したように目を閉じた



お互いに触れもしない
同じ部屋で
同じベッドにいるだけで
オレはなんか落ち着けた



きっと愛さんも同じ



オレもゆっくり目を閉じた



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