ねえ、
*
「あは、は・・・104番って、、本当に、天使、だったんだね」
泣き崩れそうになるのを必死に抑えた。
なんで、忘れちゃってたんだろう。
なんでこんな大事なこと。
天使くんはずっとわたしに生きてほしいと願っていた。
ただ生きていてくれるだけでいいといってくれた。
こんなにも好きでいてくれた。
「天使くん、どこにいるの・・」
そんな問いかけをしたって、もう天使くんは現れない。
雫の代わりとなって死んでしまった天使くん。
なんて運命なんだろう。
人のかわりに死ぬために生まれてきたなんて、そんな悲しいことなんてあるのだろうか。