ねえ、
「どうして未来からきたの?」
「詳しくはいえないけど、簡単にいうとあやめを救うため」
「救うって・・もしかしてさっきのこと?」
「それもあるけど、違う」
「それって、わたしにこれから危険が及ぶってこと?」
「ごめん。いえない。規定に反するから」
なんだかよくわからないけれど、天使くんには大きな秘密があるらしい。
「ただ、これだけはいわせて。あやめは大丈夫。僕はキミの未来を知ってるから。安心して生きて」
「なによそれ。でも、なんかもう天使くんと話してたら死ぬ気なんてどっかいっちゃったよ」
「はは、よかった」