横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「瑠璃も一緒にいくぞ!

 荷物多くなりそうだから
 手伝ってくれぇ」


「えっ?

 じゃあ・・・行こうかあ」



あたしたちは用意して
ワーゲンに乗り込む。

久しぶりのワーゲンには
ちっちゃな扇風機が乗ってた。


「なにこれ〜(笑」

「かわいいだろー、
 結構重宝するんだぜ」



あたしは扇風機に電源を入れる。


「明日はこの車では
 行かないよね?ね?」

一応念を押しとく。

「これだとたどり着かない
 恐れがあるからなぁ」


おしゃべりしてると
あっという間に
ショッピングセンターに着く。

お目当ての買い物を済ませ、
途中見つけたカラフルな帽子を
ねだって買ってもらう。

「瑠璃はほんと、
 おねだり上手だなぁ〜」

「明日、かぶって行くよ♪」


最近ちょっと、ギクシャクしてた
二人の間が縮まった。
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