横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「なんかぶっちゃけると
オレ、もう自爆な気分。
だから言う。
どのみちもう
元に戻れないんだったら
言っておく」
夕日の逆光がまぶしくて
柊にぃの表情がわからない。
「オレ、瑠璃を
妹としてみたことなんて
一度もない」
「どういうこと?」
あたしは柊にぃの言葉を
よく飲み込めない。
「ひとりの女だと
ずっと意識してた。
瑠璃の匂い
瑠璃の声
瑠璃にさわるときは
オレは男の手でさわってた」
そう言って柊にぃは
あたしの手を握った。
あたしの心臓は
破れるかと思った。
「ずっと、ずっと
瑠璃が好きだった」
オレ、もう自爆な気分。
だから言う。
どのみちもう
元に戻れないんだったら
言っておく」
夕日の逆光がまぶしくて
柊にぃの表情がわからない。
「オレ、瑠璃を
妹としてみたことなんて
一度もない」
「どういうこと?」
あたしは柊にぃの言葉を
よく飲み込めない。
「ひとりの女だと
ずっと意識してた。
瑠璃の匂い
瑠璃の声
瑠璃にさわるときは
オレは男の手でさわってた」
そう言って柊にぃは
あたしの手を握った。
あたしの心臓は
破れるかと思った。
「ずっと、ずっと
瑠璃が好きだった」