横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
その瞬間、

あたしは
柊にぃが
刺されたと思った。


でも柊にぃは
持ってるバッグを
たてにして
ナイフをかわした。


あたしは
急いで体を起こし、
そこから離れる。


男はバッグに刺さったナイフを、引っ張って抜いた。


「あぶないっ!」


柊にぃは男を殴った。


男は床に倒れる。


倒れたところを蹴る。


ナイフを持ったままの手を、柊にぃは思い切り踏みつけた。

男はうめき声をあげた。


ナイフは手から離れた。


あたしは急いで
そのナイフを拾い
玄関にかけだす。



「誰かぁああ!!」



あたしは絶叫した。
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