横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
散乱してた家の中は
きれいに片付いてた。
おばあちゃんが直してくれたんだ。

「大変だったねぇ…」

おばあちゃんが泣いてる。

「私が家に居ればよかった。
 ごめんよ」

「大丈夫だって!ほら
 傷も手当してもらったし」

おばあちゃんの泣き顔を見ると
悲しくなってきたから
がんばって明るく言う。

「おばあちゃん、
 片づけありがとう!」

「警察の人があがりこんでね。
 大変だったんだよ」


おばあちゃんは
とても疲れてる様子だ。

ごめんね、心配かけて…




「ただいま」

柊にぃが戻ってきた。

「おかえり!どうだった?」

柊にぃの顔色が悪い。

「犯人、誰だったの?」
ママが聞いた。


「三丁目の加藤一馬」


かとうかずま…

三丁目と言うと結構近所?
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