横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「帰りはおれが送っていくよ。
 一緒に帰ろう」

「そんなに気をつかわなくても
 大丈夫だよぉ〜」

急に紳士ぶるウッシーに言う。

「もしかして、デートの予定あるとか?」

「…なんもないけどサ」

「予定ないなら買い物付き合ってよ
 おれ、今日練習休みなんだ」

なんだ、
買い物に付き合って欲しいのかヨ!

「じゃあバーガーおごってね♪」

交渉は成立。

バーガーとコーヒーで
買い物に付き合うことに。


「で、何買うの?」

「ナイショ♪」

「変なモノを買うのに付き合うの
 イヤだからねっ!」

「…そんなに変なもんじゃないよ」



ウッシーと話をしてても
もう沙也香グループの
痛い視線はない。

あたしにとっては
嫌な存在だった沙也香…

その沙也香はいなくなった。
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