横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
学校が終わってから、ウッシーに連れて行かれたのは大きなペットショップ。

電車で3つ隣の大きな駅で降りて、徒歩10分の場所にあった。



入ると犬の鳴き声が聞こえた。

店内には色々な種類の
小さな犬や猫がいる。


「わぁ♪ かわいい〜!」


ガラスの向こうから、愛くるしくしっぽを振ってる。

-- ワタシを買ってちょうだいナ ---

まん丸の瞳でうったえてくるし!


キャ〜〜♪

こっ、これは
メロメロになるっしょ!?

もう顔がゆるゆる…



と、ウッシーを見ると

そんなかわいいヤツらに目もくれず、ズンズン奥に歩いて行ってるし


オイオイ…


仕方ない。

心残りだけど、愛嬌をふりまく犬たちを残して、ウッシーの後を追った。
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