横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「で、今は彼の家に家出中だとか?」
げっ、
ママはそれも話したんだ!
「そ、そう、なんです…」
なんか決まりが悪い。
あたしは小声で答えた。
「瑠璃もすっかり
大人なんだなぁ」
いえ、想像するほど
大人なんじゃないんです…
あえてそんなこと言わない。
「あたし、今すごく
混乱してて…」
前菜のエビのカクテルを
つつきながらしゃべる。
パパはワインを飲みながら
聞いてくれてる。
…どこまで話していいのか…
迷ったけど、
思い切って話すことにした。
パパの話を聞いてから、
柊にぃへの気持ちが
押さえられなかったこと。
ウッシーのこと。
沙也香のこと。
柊にぃの病気。
げっ、
ママはそれも話したんだ!
「そ、そう、なんです…」
なんか決まりが悪い。
あたしは小声で答えた。
「瑠璃もすっかり
大人なんだなぁ」
いえ、想像するほど
大人なんじゃないんです…
あえてそんなこと言わない。
「あたし、今すごく
混乱してて…」
前菜のエビのカクテルを
つつきながらしゃべる。
パパはワインを飲みながら
聞いてくれてる。
…どこまで話していいのか…
迷ったけど、
思い切って話すことにした。
パパの話を聞いてから、
柊にぃへの気持ちが
押さえられなかったこと。
ウッシーのこと。
沙也香のこと。
柊にぃの病気。