横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「えええー?」
ウッシーは驚きの
声をあげた。
「で、今どこ?」
「どこ走ってるのかわかんないけど、とりあえず大阪にバスで向かってる」
ウッシー絶句…
「会ってどうすんのさ?」
あたし絶句…
どうしよう
わかんないけど、
会いたい、
会わずにいられない。
「とりあえず、
向こう着いたら連絡する」
そう言って
電話を切った。
バスは走る。
闇を切って…
カーテンの隙間から
こぼれる明かりを見た。
あたしは
自分の気持ちを信じたい…