横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「ちょっとゴン太〜
 そんなに近寄ったら
 彼女引いてるじゃん」

リナさんって人が
たしなめてる。

「へへ…
 本物の女子高生?最近モドキが多いんだよな」


「オレの妹っすよ」

「なにぃ〜!?」


ゴン太さんの細い目が
まん丸になった。


それがおかしくて
クスッと笑ってしまった。


「こんなにかわいい妹がいたのか!?」


まん丸の目が
さらに大きくなった。

「ぜひおじさんと
 遊んでくれ!」


柊にぃが笑ってる。

あたしも笑った。


「一晩でもいい!1時間でもいい!それでもう思い残すことはない」

うなずきながらゴン太さんは言った。

「ウン、成仏できる」
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