横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「おまぇさぁ〜相談相談もいいけど、いい加減自分で考えろよ。
 オレだっていつまでも、オマエのおもりやってられないし」

柊にぃの顔を見つめる。

柊にぃはあたしを見ない。


「ひっどーい、
 そんな風に思ってたなんて!」

あたしは柊にぃに、手元に転がっていた枕をぶつけて自分の部屋に戻った。



そりゃなにかと言えば
柊にぃ、柊にぃって

あたしは頼りない妹だ。


でも、
でも柊にぃは
いつだって嫌がらずに
話を聞いてくれてたじゃない!


なによー!!!


なんだか腹が立って
その夜はよく眠れなかった。
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