横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
「るりピーさ、クラスで浮いてるだろ。
 あまり友達いないじゃん」

「ウンウン」あたしはうなずく。

「おれのせいもあるのかなぁって、
 ・・・ごめんな」

「えー、関係ないよ、大丈夫だしぃ!」

明るく言った。

「女ってめんどくせぇよな、
 なんかこう、じめっとしてるっつーか」

「あ、それあたしも思う時あるよ」



花火が始まった。

夜空にはじける光は
一瞬にして闇にとける。

なんて美しくて
はかないんだろう・・・

隣を見ると
ウッシーは花火じゃなく
あたしの顔を見てた。

あわてて目をそらすウッシー。

あたしはきちんと
自分の気持ちにケリをつけないと、


夏が終わる前には・・・
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