横顔がスキ 〜とある兄妹の恋の話〜
柊にぃが飲み物を買ってきた。
お茶とジュース、あとビール。

「オレだけビール♪」

いい音をたてて缶を開ける。

いつも思うんだけど
柊にぃは本当においしそうに
ビールを飲む。

「いいッスねぇ〜!
 おれも早く飲みてぇ!」

「ダメだよ〜ビールは。
 チ○コに毛が生えなきゃ
 飲んじゃダメって知ってる?」

柊にぃがアホなことを言う。

「それならおれ飲めますよ!」

「本当かぁ〜?じゃあ瑠璃、チェックしろっ」


「もぅ、何言ってるのよ、乙女の前で」

あたしは口をとがらせる。

男二人はニヤニヤ。

アンタたちの下ネタには
つきあってらんないし!

バカ会話をかき消すように、
花火は次々と打ち上げられては
消えていった。
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