性格改革
金森 咲
あの名物パンは毎日食べないと気がすまない。
いくら学園長の孫娘だからってこのパンだけは誰にも譲ってもらえない。
退学にさせるからと脅しても、これを最後に食べれるのなら退学してもいいと言われるほどだった。
だから今日も走っている。
すると最後の一個をボサボサの髪をした伊達めがねが取ろうとしていた。
(なんとしても阻止しなければ・・・!)
とられるのは嫌だった。
食べられないのが嫌だった。
今まで何でも手に入ったのだ。
あと一歩でひいてたまるか。
とりあえず話しかけて交渉してみることにした。
「なんだお前!」
「・・・一ノ瀬 連ですけど」
「なめてるのか?!そんなこと聞きたかったんじゃない!」
「じゃあなんですか。とりあえず貴女は誰ですか?」
「私は金森 咲、この学園の学園長の孫娘さ!」
一ノ瀬 連と名乗ったその男はここまで会話して、いきなり黙った。
(さてはこの咲様に惚れたな?)
とまた自分勝手な妄想をしていた。
そうしたら急に――――
いくら学園長の孫娘だからってこのパンだけは誰にも譲ってもらえない。
退学にさせるからと脅しても、これを最後に食べれるのなら退学してもいいと言われるほどだった。
だから今日も走っている。
すると最後の一個をボサボサの髪をした伊達めがねが取ろうとしていた。
(なんとしても阻止しなければ・・・!)
とられるのは嫌だった。
食べられないのが嫌だった。
今まで何でも手に入ったのだ。
あと一歩でひいてたまるか。
とりあえず話しかけて交渉してみることにした。
「なんだお前!」
「・・・一ノ瀬 連ですけど」
「なめてるのか?!そんなこと聞きたかったんじゃない!」
「じゃあなんですか。とりあえず貴女は誰ですか?」
「私は金森 咲、この学園の学園長の孫娘さ!」
一ノ瀬 連と名乗ったその男はここまで会話して、いきなり黙った。
(さてはこの咲様に惚れたな?)
とまた自分勝手な妄想をしていた。
そうしたら急に――――