ある…女の子の日常
卒業式
中学生活も今日で終わりです。
わたしは無事に、公立の普通科に進学することができました。
卒業式の後に、未だ試験がある子も沢山居るけど、今日は中学生活最後の日、キチンと皆んなとお別れしたいよね。これで会えなくなる子もきっといるから…
和泉君とは偶に塾の帰り送ってくれたり、一緒に勉強とかしたんだけどね…友達だよ。
和泉君も、工業高校に進学する事に決まって、先日一緒にお祝いしたんだ。映画に行ったんだよ。楽しかったなぁ~
「藤田さんちょといいかな?」
「うん?何かな」
隣のクラスのめっちゃ可愛い子だ。男子からの女子人気 No.1の子。なんだろ?
「あのさ…わたし今から和泉君に告白するから!」
「えっ?何でわたしに…」
「貴方達、付き合ってるんでしょ!でも私は3年間ずっと好きだったの!今日から和泉君と付き合うから、貴女には悪いけどごめんね!私の方が似合うでしょ!」
彼女は颯爽と帰って行った…
何だったんだろう?彼女は三年間好きだったって言っても、確か彼女、男を取っ替え引っ替えしてたような?
それに…わたしと和泉君は付き合って無いし…
「春香~何してるの?そろそろ体育館行く時間だよ!」
友達が探しにきてくれた、この友達共お別れになる。高校別でも友達かな?淋しいなぁー
一緒に、クラスに戻り皆んなで並んで体育館迄。
うわあー、体育館から吹奏楽の演奏が聞こえてきた。ヤバっ泣きそう!派手な格好の担任観て笑いに変えよう。流石に今泣くのは早いよね…
順調に進んで、どうにかそこまでの号泣は免れた、ウルウルはきたけどね…そこは卒業式だし、仕方ないわよね!最後は、皆んなで一列になり体育館から出て行く。
体育館から出て直ぐに、誰かに手を引っ張られた!皆んなワイワイしてたのに何故か無音になったよ?
手を引っ張ったのは、和泉君だった。
「藤田!好きだっ付き合ってくれ!」
って叫んで、わたしの目の前で、自分のブレザーのボタンを自分で掴み捥ぎ取り、わたしの目の前に差し出した。
「ありがとう…お願いします」
って言って、受け取ってしまった。
寂しい涙でなくて、嬉し涙でいっぱいになった。幸せ……
わたしは無事に、公立の普通科に進学することができました。
卒業式の後に、未だ試験がある子も沢山居るけど、今日は中学生活最後の日、キチンと皆んなとお別れしたいよね。これで会えなくなる子もきっといるから…
和泉君とは偶に塾の帰り送ってくれたり、一緒に勉強とかしたんだけどね…友達だよ。
和泉君も、工業高校に進学する事に決まって、先日一緒にお祝いしたんだ。映画に行ったんだよ。楽しかったなぁ~
「藤田さんちょといいかな?」
「うん?何かな」
隣のクラスのめっちゃ可愛い子だ。男子からの女子人気 No.1の子。なんだろ?
「あのさ…わたし今から和泉君に告白するから!」
「えっ?何でわたしに…」
「貴方達、付き合ってるんでしょ!でも私は3年間ずっと好きだったの!今日から和泉君と付き合うから、貴女には悪いけどごめんね!私の方が似合うでしょ!」
彼女は颯爽と帰って行った…
何だったんだろう?彼女は三年間好きだったって言っても、確か彼女、男を取っ替え引っ替えしてたような?
それに…わたしと和泉君は付き合って無いし…
「春香~何してるの?そろそろ体育館行く時間だよ!」
友達が探しにきてくれた、この友達共お別れになる。高校別でも友達かな?淋しいなぁー
一緒に、クラスに戻り皆んなで並んで体育館迄。
うわあー、体育館から吹奏楽の演奏が聞こえてきた。ヤバっ泣きそう!派手な格好の担任観て笑いに変えよう。流石に今泣くのは早いよね…
順調に進んで、どうにかそこまでの号泣は免れた、ウルウルはきたけどね…そこは卒業式だし、仕方ないわよね!最後は、皆んなで一列になり体育館から出て行く。
体育館から出て直ぐに、誰かに手を引っ張られた!皆んなワイワイしてたのに何故か無音になったよ?
手を引っ張ったのは、和泉君だった。
「藤田!好きだっ付き合ってくれ!」
って叫んで、わたしの目の前で、自分のブレザーのボタンを自分で掴み捥ぎ取り、わたしの目の前に差し出した。
「ありがとう…お願いします」
って言って、受け取ってしまった。
寂しい涙でなくて、嬉し涙でいっぱいになった。幸せ……