Rainy day
「えっ…」

夕方から降り出した雨は激しくなる一方で。

迎えに行った先は駅のロータリー。

「あれ?門真くん!!」

故障した原付の主は沙織だった。

「大丈夫?」

駅の中で雨宿りしていたのでさほどは濡れていないだろうけど、一応聞いてみる。

「うん、大丈夫。
それよりビックリしたよ!
まさか門真くんが来るなんて」

「俺もビックリだよ」

沙織の原付を軽トラックの後ろに乗せて、沙織を助手席に乗せた。
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