蛍火に揺れる
うーんと考え込む私に対して、ノリ君はあっさりと「いいよ」と。
「どうする?航空券取らなきゃいけないし…来月の方がいい?」
「え……ノリ君、会う気?」
「ん?何で?会いたいと言ってるんでしょ?
そりゃ会いに行かなきゃいけないじゃん」
そして立ち上がり、冷蔵庫にまた物を詰める作業に戻っている。
「僕は沙絵ちゃんと一緒に住むってなった時から、ちゃんと覚悟はしているよ。
むしろ一緒に住む前に、挨拶行った方がいいんじゃないかって思ってた」
あっけらかんと答えるノリ君に、私の方が予想外の反応をされて呆然としている。
でも彼は当然と言わんばかりに、ペットボトルをしまいながら話している。
「夕食食べたら、航空券調べよっか。ご両親にも連絡しておいてね」
いやいや、そんなあっけらかんとしすぎじゃないのか?ひょっとして…やっぱり騙されてる?
なんて色々考えてみたけれど、この人が私を騙すメリットって無いよなぁ。
とりあえず私は従うことにして「わかった」とだけ呟いた。
「どうする?航空券取らなきゃいけないし…来月の方がいい?」
「え……ノリ君、会う気?」
「ん?何で?会いたいと言ってるんでしょ?
そりゃ会いに行かなきゃいけないじゃん」
そして立ち上がり、冷蔵庫にまた物を詰める作業に戻っている。
「僕は沙絵ちゃんと一緒に住むってなった時から、ちゃんと覚悟はしているよ。
むしろ一緒に住む前に、挨拶行った方がいいんじゃないかって思ってた」
あっけらかんと答えるノリ君に、私の方が予想外の反応をされて呆然としている。
でも彼は当然と言わんばかりに、ペットボトルをしまいながら話している。
「夕食食べたら、航空券調べよっか。ご両親にも連絡しておいてね」
いやいや、そんなあっけらかんとしすぎじゃないのか?ひょっとして…やっぱり騙されてる?
なんて色々考えてみたけれど、この人が私を騙すメリットって無いよなぁ。
とりあえず私は従うことにして「わかった」とだけ呟いた。